『柳本浩市 ARCHIVIST』

4,400yen(Tax in)

2017年に開催された展示「柳本浩市展」“アーキヴィスト ー 柳本さん が残してくれたもの"をもとにした記録集が出版されました。コレクターとして、また出版や企業との商品開発、展覧会のプロデュースなどで多くの実績を残した柳本さん。
その展示では、膨大な収集品とそれを編集力によって整理し、細かな説明とともにファイリングされた数々に、ただただ言葉を奪われました。
誰にでも惜しげなくご自身の知識や情報を教えてくださり、いろいろな話をしてくださったのを思い出します。
柳本さんのアーキヴィストとしての活動を改めて知ることができる書籍です。発行数量限定とのことですが、OBG eu.にも少量入荷しました。日々目にするモノやデザインに対する見方を改めて考えさせられます。ぜひたくさんの方に手に取っていただけたらと思います。

※以下、実行委員会の方々の文章をお借りしてます。

『柳本浩市 ARCHIVIST』 2022年4月4日(月)発刊のお知らせ
2017年『柳本浩市展 “アー キヴィスト─柳本さんが残してくれたもの”』の実行委員とキュレーションを担いました。この展覧会をまとめた記録集が発刊します。
「アーキヴィスト(Archivist)」という言葉を手がかりに、柳本浩市氏(1969-2016)の活動や思想を踏まえ組み立てられた本展をもとに、柳本浩市展実行委員会では、その活動を改めて見つめなおし、記録集を構成しました。
今回の記録集出版にあたり、2017年の展覧会時の会場写真に加え、あらたに収集物の撮影を行い、アーキヴィストとして柳本氏自ら作成し残した主要なファイルから一部を集録しています。
また、生前、柳本氏と親交のあった方々による寄稿文や氏のレクチャー「アーカイブ個人編集論」なども集録。柳本氏のアーキヴィストとしての収集・整理・編集などの活動が改めて一望できる一冊となっています。


サイズ   B5判変形 (W188 / H232 / D25mm)
            総256頁(4c・224頁 1c・32頁) コデックス装
発行日   2022年4月4日
著者      柳本浩市展実行委員会 柳本浩市
発行      柳本浩市展実行委員会


柳本浩市
1969年山梨県生まれ。幼少のころ、植草甚一に影響を受けてジャズと古本に目覚め、小学1年生からアメリカ文化に没入し、古着や家具などの収集を開始。ただ収集するだけでなく収集物を独自の視点で再編集し社会背景と照らし合わせて再定義した。マーケティング、セールス・プロモーションなどに関わる会社員時代を経て、2002年にGlyph.を起業。自社の商品開発や出版事業からスタートし、後にKDDIのリテールサービス事業や代官山 蔦屋書店のアドバイザーなど大手企業の商品開発やブランド戦略アドバイザー、行政の地方創生事業などのプロジェクト・マネジメントに携わる。並行して多くの雑誌の特集監修や執筆なども行った。また飲み会「リアル中西」を主宰し、SNS時代における人的ネットワークの構築を実践した。著書に、社会とデザインの関係性を考察した『DESIGN=SOCIAL』(ワークス・コーポレーション)、新しいメディアの創出を提案した『共創がメディアを変える』(中村堂)などがある。