五月女 哲平
object #1
2021

242,000yen(Tax in)

下層にさまざまな色の絵具が塗り重ねられ制作されたペインティングの作品。一見単色で描かれたようにも見えますが、実は何層にも重なった色から生まれています。側面を見るといくつもの色彩が塗り重なっていることがわかります。じっと見つめていると色彩のレイヤーの奥深さからなのか、色の向こう側に導かれるような錯覚を覚えます。


「Soutome Teppei exhibition」

皮膜のように薄い色を何層も重ねた素地から成り立っている。一見しただけでは気付かない、また何 度観ても確認不可能と思われるような隠されてしまった色や、層と層が混ざり合って出来上がった色 も含めれば、多くの色層の上にこれら作品のイメージが作られている。とは言え、そもそもこの構造は特別なものではなく、絵画を成り立たせているプロセスとしてはむし ろ非常にスタンダードなものかも知れない。 ここで、歴史とはつまり猖叉儉瓩世塙佑┐討澆襦ある平な土地はもともと集落であったし、ある都市の一画には川が流れていた。 あそこの丘はもともと山で、あっちの家はもともと井戸だった。誰からも忘れ去られてしまった様な数多の小さな物語と、覆され続ける史実が積み重なって今がある ならば、私たちに出来ることと言えば、それを丹念に、そして執拗に想像し続けてあげること。私はそれを絵画によって反復する。

五月女哲平



サイズ     W20 x H30 x D1.5cm
素材        acrylic on wood


-ATTENTION-
・作品には直接触れないようにしてください。触れる際は手袋等をご使用ください。
・ご利用のパソコン環境やモニタの種類により、実際の色と見え方が異なる場合がございます。


五月女 哲平 | Soutome Teppei
現代美術家。1980年栃木県生まれ。
2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。
薄く溶いたアクリル絵の具をキャンバスの麻地側に染み込ませるように重ねていく技法で描かれた抽象的な絵画作品で知られる五月女哲平氏。近年では、KIRINJIや折坂悠太のCD/レコードジャケットや建築空間と一体となったプロジェクトまで、絵画を中心に立体、写真、映像を織り交ぜた作品を発表している。